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 運転者のプロフィール

青 山 良 孝 (あおやま よしたか)
1951年2月横浜市生まれ 世田谷で育つ。
小、中、高とすべて『玉川』の名称の付く学校を卒業。ただし、都立玉川高校は廃校となり現在は世田谷総合高校となっている。
飲食店勤務ののち、開業資金を貯めるつもりでタクシー業界に入ったものの、1973年末のオイルショックで貯蓄どころではなくなり、そのままズルズルと運転手を続けることに。気が付けば個人タクシーの受験資格が整っていたので、1988年に個人タクシーの免許を受け8月に開業、現在に至る。

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2016年1月20日(水)
スキーバス事故に思う

 先日起きたスキーバスの事故は、入院中の被害者が死亡し、15人が亡くなるという大惨事となった。関越で起きた股裂き事故を大きく上回る犠牲者数で、いま関係機関が懸命にその原因を究明しようとしているが、なんといってもそのおおもとにあるのは、無謀な規制緩和による許認可制度の崩壊であり、そのもとで安全無視、安売り競争に走る業界の実態ではないだろうか。
 もともと、旧道路運送法ではトラック、バス、タクシーなどは免許制で、厳しいというよりそれぞれに応じた規制を設けて荷主や乗客の安全輸送を確保していた。それを中曽根内閣のころから小泉首相に受け継がれた規制改革と称する改悪で許可制や届け出制に変えられてゆき、今日のように小規模事業者の乱造となったのである。
 竹中平蔵氏に代表される規制緩和論者は、競争によって優良な企業が生き残り、悪しきものは淘汰されると強調してきたが、実態はそうはならず、今回にみられるような悪徳業者がはびこり、競争のしわ寄せを現場運転者などに転嫁した安全無視の運行を続けてきた。私が新宿あたりでよく目にするツアーバスの運転者もかなり高齢と見受けられるものもいるし、タクシー運転手に至っては年金受給者になってからタクシーに初めて乗務しだしたというのもいる。タクシー会社はこのようなものを年金受給との兼ね合いから、定時制といってフル稼働させない雇用体制で多くの乗務員を抱えている会社もある。
 極めつけは、個人タクシーには高齢者が多く安全性に不安があるとのことから導入された75歳定年制により廃業したものを、タクシー会社が運転者として雇うという実態さえあるということだ。
 人の命を預かり輸送するということの使命をもう一度考え直すべきではないのか。

個人 青山タクシー

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