昨日は私の66回目の誕生日だった。
いつも思っていることだが、自分がその歳だとは全く自覚できていない。まあ、「50代前半」などと言われることが多く若く見られるようだが、確かに66年生きてきたのである。ただ、最近は何かにつけ「あと何回こうしたことができるのだろう」と思うことが多くなったので、それが自覚といえばそうなのかもしれない。
健康診断でも、酒の飲みすぎによるγ‐GTPの数値が高いこと以外は問題がなく、だるいとか疲れたなどということもほとんどない。たぶんよく睡眠をとっているからなのだろう。子供のころから父に「よく寝ろ」と言われたことが、身に沁みついているからなのだろうか。放っておけば10時間どころか20時間近くも寝続けてしまう。よく、「年を取ると寝られない」ということをいう人もいるが、そんなことは全くない。「寝る」ことに幸せを感じてしまう質なのである。
ところで年末以来ブログの更新をさぼっていたが、毎年この時期は結構用事が立て込む。
個人事業は暦年決算なのでその会計処理をし、まず運輸支局に事業報告書を年度終了後100日以内に提出しなければならない。次に税務署に確定申告をするため、各種所得控除の書類をまとめ、計算などの作業をする。これらは毎年のことなのでそう戸惑うことはないのだが、今年はマイナンバー制が敷かれ、申告書に家族すべてのナンバーを入力しなければならないことに加え、電子署名を今までの住基カードからマイナンバーカードに移し替えなければならなかったのだ。それは昨年のうちにやっておいたのだが、今まで使用していたカードリーダーが適応対象から外れており、試してみたら認証局と繋がらない。そこで適応機種のリーダーを急きょ買いやってみたがそれでもだめだった。
いろいろといじりたおした結果、とどのつまりはカードの表裏を逆に挿していたのである。思わず「バカヤロー」と叫んでしまった。自分自身にである。カードの表ではなく裏が電子署名の格納面だったのだ。そうすると前のリーダーでも使えたのかなと試してみたら、やはりバカヤローだった。買い替える必要はなかったのである。
「バカヤロー」はまだ終わらなかった。全ての入力が終わり、いざe−TAXで送信となったのだが、何度やっても「カードリーダーが認識できません」とエラーになってしまう。2〜3日それの繰り返しだったが、e−TAXの入力画面ではエラーが出ても、認証局には繋がる。よくよく考えてみたら、ナンバーカードの登録時には「〇丁目〇〇番〇〇号」と正式な住所を書いたがe−TAXでは〇―〇〇−〇〇とハイフンでに入力していることに気づいた。やってみたらすんなりだ。これらの作業で1週間はかかってしまった。
運輸支局への届け出も税務署への申告も今はオンラインでできるので便利なのだが、こんなところに落とし穴があった。
そうしたことの合間に今年はタクシー運賃の組み換えがあったため、役所への届け出や、メーターのプログラム書き換え作業などいつにない年明けからの忙しさであった。
やっと落ち着いたのでブログ更新となったわけである。
なお、例年は自分の誕生日にもケーキを焼いていたのだったが、今年はなし。寂しかった。 寂しいついでに最後となった沢庵とカラスミの画像もアップしておこうと思う。明日はつまみに干しスルメのだし醤油漬けでも仕込むかな。
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